水の駅員

2017/11/10

写真と本文は関係ありません。

あなたは 水の駅員さん

暴風雨が吹き荒れた関東地区では

鉄道の鎖があちこちで切られて

ひとびとは 溜息 あるいは あきらめ

ことばをすこし 少なくして

スマホのページをめくり続ける

ぴしゃん!

駅員さんは猫 水が嫌い

だから駅員さんは帽子にビニールをかぶせているのです、にゃ。

ああ、きれいなばかりで、台風の日に向かない制服、

ああ、かっこいいばかりで、風雨には向かない制服、

駅員さんは猫、水をかけられると、

フーッ

と怒りが こみあげてくるらしい

しっぽがこっそり 逆立つらしい、にゃ。

そんな駅員を 見かけたのです

ホームのはじっこにたまった雨水を

狂ったように掃除していた

その手つきには

フーッ!!

シャーッ!!

何に向けてよいのかわからない怒りが込められていた

ああ 普段出さない駅員のしっぽが戸惑いに満ちているよ、

いつもは優しい顔をした駅員が

乗客とはかけ離れた生き物となる瞬間がある

・・・お客さま、天のお客さま、どうか駅員に水をかけないでください、駅員は水が苦手でございます・・・・

苦手な水を浴びながら 水をなくそうとホウキ振り回す あなたは 水の駅員さん

そんなわけで、FACEBOOKやtwitterでも騒ぎましたが、暴風のために足止めをくらいました。

アルバイト先でも、松岡さん先に帰りなさいよ、って言われていたのに、融通のきかない性格なもので、ついつい17時まで居てしまいました。

途中まではスムーズに進み、運がいいわあ、あと数駅・・・と思い、FACEBOOKに「スムーズに着きそう、運が良いわ」みたいなことを書いた・・・

瞬間!

「この電車は当駅でしばらく停車いたします 復旧の見込みはたっておりません。」

と車掌の低い声・・・。

外に出てみれば、たしかに猛烈な風で、下から上に、街路樹を倒しそうな勢いです。

・・・危ないから走らせなくていいよ、もう、まいった・・・・

ケンタに入って、好物のツイスターをいただきながら、ノートPCでネットサーフィンして遊んでおりました。

ネットできると、みなさんが声をかけてくれて、ほっとします・・・。

けっこう楽しんでいる自分がいました。

昨年の9月の台風のときも、同じような感じでした→

「台風の空に車掌の祈り」

さて暴風というのはそんなに長続きするものでもなく、1時間ほど休んで、無事に帰宅しました。

あまり大きな混乱も感じなかったです。

家に無事につくと、なんか気が大きくなって、楽しかった思い出、みたいに変換されてしまいますね・・・そうじゃない、そうじゃない。

駅員さん ありがとう。